本日も イタリアはレッチェからお伝えする プーリア日記にご訪問ありがとうございます。
今日もかわらず酷暑の一日でした。こんな日は ひんやりと涼しいレッチェのドゥオモの地下聖堂
(クリプタ)へとご案内いたしましょう。
まず最初に
“クリプタ”という言葉についてですが、このクリプタはギリシャ語の“cruputo" (クルプト)に語源を持つと言われ、このギリシャ語のクルプトは“隠す”という意味を持っています。
そうなのです、文字通り、このクリプタ(地下聖堂)は一番大切なものを隠すために地下につくられたのです。このクリプタには通常、教会にかかわった重要な人物が埋葬されることになっており、レッチェのドゥオモのクリプタも初期の重要な司教様が歴代埋葬されていました。
写真は 地下クリプタの内部。地上は猛暑ですがここ地下はひんやりとしていい気持ち。
地下にもぐるとこれほど温度差が生じるものなのかとびっくりしました。
数年前まではこのクリプタ一般公開されてなかったのですが、近年修復が完了したようで
現在は一般公開されております。
いままでも いろいろな教会の地下聖堂を見てきましたがどれもこじんまりとして天井が低く
隠れ家的なイメージがあった地下聖堂ですがレッチェ・ドゥオモの地下聖堂は広々として
およそ地下にこんな空間が広がっているなど想像もつきません。300平方メートルですので
かなり広い地下聖堂です。
このクリプタの床はレッチェの古いお屋敷でも多用されているマヨルカ焼きの陶製のタイルが一面に敷き詰められています。
このクリプタはレッチェ市民の結婚式や堅信式にも利用されています。
こんな空間で行う宗教的儀式はさぞ神聖さをましてくれることでしょうね。
このクリプタの歴史は12世紀までさかのぼります。このクリプタをささえているのが
92本のロマネスク様式の支柱で柱頭部分の装飾は92本すべて異なった様々な彫刻が施されています。
ピエトラ・レッチェーゼ(レッチェ石)に施された彫刻の数々、修復直後なのでとても綺麗に再現されています。
12世紀に作られたクリプタですが、16世紀には、レッチェの地上で花開いたバロック建築の装飾も一部加えられました。このへんがバロック様式の装飾が加えられた部分です。
地上にあがりまして、こちらがレッチェ・ドゥオモの内部。
レッチェのドゥオモが建てられたのは1144年と言われています。なので とっても歴史のふるい教会なのです。
ひんやりとした レッチェ・ドゥオモのクリプタ探検いかがでしたでしょうか。
しかしほんとにひんやりとして神聖な気分になる場所でした。また涼みに行こうっと!
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